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スタッフコラム

2020.10.08

賃貸派? 持ち家派?

 

一人ひとりに個性があるように、住まいに対する価値観も人それぞれです。賃貸に住み続ける人もいれば、持ち家を購入する人もいます。今回は25歳~35歳のシングル、カップル、子育てファミリーを「若い世代」と位置付け、彼らの住まい選びについて深掘りしていきます。果たして、どんな結果が出るのでしょうか。

 

 

ほとんどの若い世代が望む結婚・育児

「若い世代」に関する統計(参照:「50㎡未満の住宅の居住満足度・住宅がライフスタイルに与える影響に関する調査」結果を公表/不動産流通経営協会)によれば、結婚経験のある人は58.9%、今後結婚の意向がある(予定の有無ふくむ)割合は31.1%。90%の人が結婚をした、あるいはしたいと思っています。また、出産・育児の経験者は38.1%、今後その意向がある(予定の有無ふくむ)割合は45.4%と、83.5%の人が出産・育児を経験した、経験したいと考えています。つまり、若い世代の8割~9割が結婚・育児を望んでいると言えます。

 

結婚・育児と住宅購入がリンク

結婚・育児を意識している若い世代に「住まいの優先度」を調査したところ、「子どもがいるなら賃貸よりも持ち家の方が良い」、「結婚しているなら賃貸よりも持ち家の方が良い」という回答が上位を占めました。この傾向から結婚や出産・育児が、住宅購入と密接にかかわっていることが分かります。つまり、若い世代には、一生涯のマイホームを手に入れたい持ち家派の方が多いことがうかがえます。

 

 

 

 

賃貸料、広さ、老後の生活が購入意識に影響

「住まいの優先度」に加えて「住まい・ライフイベントに対する意識」を調べてみると、「毎月の支払いが『賃貸と同じ』で『広さが同じ、または広くなる』ならば持ち家の方が良い」、「持ち家なら安心して老後が送れる」などが上位を占めました。また、「どちらかの親が近くに住んでいれば安心して子どもを作れると思う」、「持ち家ならば安心して子どもを作れると思う」という回答には、結婚・出産を意識する若い世代の特徴が顕著に表れています。

 

 

 

長く住めば、持ち家はお得

持ち家は、簡単に住み替えができないなどのネガティブな面があるものの、マイホームを手に入れた満足感、理想のライフスタイルの実現、ローン完済後に資産になる、などのポジティブな面が多々あります。実際、地方都市で2LDK家賃8万円の賃貸に住んだ場合、35年で約3,360万円を払う計算に。住宅を購入してローンを組んだ場合と支払総額に大きな違いはありません(下図参照)。その上、定年後に家賃を払わずに済みます。長く住めば、持ち家はお得。そう考えると、持ち家派が賃貸派を上回るのも納得できるのではないでしょうか。

 

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