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スタッフコラム

2023.06.15

新潟県における新築住宅の費用は?エリア別の相場や坪単価も解説

新潟県で新築住宅を建てる際、どのくらい費用がかかるのか気になる人が多いかと思います。
本記事では新潟県内の新築住宅の費用について、エリア別の相場や坪単価をまとめました。
注文住宅と建売住宅の比較・メリットについても説明しますので、ぜひ参考にしてください。

 

新潟県の新築住宅の相場・坪単価をエリア別に確認

 

新潟県内の主要市町村(新潟市、長岡市、上越市、佐渡市)および全国平均の新築注文住宅のおおよその相場、坪単価(土地購入なし)については、以下の通りです。
なお、新築相場については、建坪40坪で算定しています。

 

新築相場

坪単価

新潟市

3,040万円前後

76万円前後

長岡市

2,850万円前後

71万円前後

上越市

2,650万円前後

66万円前後

佐渡市

2,000万円前後

50万円前後

全国平均

3,055万円前後

76万円前後

 

新潟市

新潟市の新築注文住宅の相場はおおよそ3,000万円前後(土地購入は含まず)となっていますが、新潟市は8つの区に分かれているため、各区ごとに相場や住環境は大きく異なります。

例えば新潟駅や県庁など、主要施設がそろう新潟市中央区の戸建住宅価格相場は3,030万円。それに対し、新潟市内でもっとも西に位置する新潟市西蒲区の価格相場は1,470万円と、2倍近くの差があります。

(区ごとの相場データは2023年5月時点の情報です)

 

長岡市

新潟市に次いで人口の多い長岡市は、ファミリー層向けの住宅エリアとしても人気が高く、新築住宅の相場も高めになっています。
日本三大花火で全国的に知られ、新潟県の中心部に位置していることから東京からのアクセスもしやすい人気都市です。

冬の積雪量は県内でも多い方ですが、除雪の対応や道路の消雪機能が整備されているため、快適に生活することができます。
また、自治体としてU・Iターン支援や子育て支援に力を入れているため、県外から移住を考えている働き盛りの方やファミリー層が多く集まっています。

 

上越市

上越市は、高田と直江津2つの中心地を持ち、新潟市、長岡市に次いで3番目に人口が多い市町村です。
県庁所在地の新潟市からは120km以上距離があり、高速でも1時間半近くかかるため、新築住宅の相場はかなりリーズナブルです。
海も山も近くにある自然豊かな環境ですが、大型のディスカウントストア、ホームセンターなどの商業施設が充実し、高い利便性を保ちつつ、のびのびと生活することができます。
また、北陸自動車道や北陸新幹線など、県外へのアクセスも良好なエリアです。
ただし冬は日本トップクラスの積雪量で、平野部でも100センチ以上積もることがありますので、雪国での生活に慣れる必要があります。

 

佐渡市

全国から移住先としてじわじわと人気が高まっている佐渡市は、離島ではあるものの、面積は東京23区の1.4倍と広大です。
島の中心部には全国チェーンの飲食店やコンビニが揃っており、病院の数も多いため安心して生活できます。
豊かな自然と豊富な海の幸、のんびりとした生活に憧れつつ、ほどほどに便利な生活を求めるような人にピッタリの環境です。
離島ということもあり、新築住宅の相場は安く、新潟市の新築相場の2/3の価格で住宅を購入できるのは非常に魅力的です。

 

注文住宅を建てる時に生じる費用

住宅購入時には、建物自体の購入費用の他、土地代や付帯工事代、税金や事務手数料といった諸費用が発生します。
具体的にどのような費用が発生するのか、以下で詳しく解説します。

 

土地代

注文住宅を建てる土地も同時に購入する場合は、物件価格と別で土地代が発生します。

土地代は家を建てるエリアの地価や購入する土地の条件によって大きく変わりますが、街中の住宅街や駅の周辺などで坪あたり15万~30万、比較的郊外の田園集落のような場所だと坪あたり数万円~10万円程度の自治体が多いようです。

ざっくりとした参考値ですが、土地代の予算として都市部で1000万円程度~、安いエリアで400万程度~といった感覚が主流のようです。

 

付帯工事

建物の条件や立地によっては、建築以外の付帯工事が必要です。
主な付帯工事の内容とそれぞれの費用相場は以下の通りです。

付帯工事内容

費用相場

古い建物の解体費用(外構解体、植栽撤去などを含む)

180万円〜300万円

測量および地盤調査費用

20万円~50万円

地盤改良工事費用

数十万円〜200万円

ガス/給排水管引込工事費用

50万円〜100万円

エクステリア工事費用

50万円〜200万円

インテリア工事費用

150万円〜350万円

TVアンテナ/通信回線工事費用

1万円〜2万円

 

諸経費(諸費用)

建物・土地の購入や、住宅ローン利用時には、さまざまな税金や手数料が発生します。

 

【建物購入にかかる諸費用】

費用項目

内容

金額の目安

印紙税

売買契約書の印紙代

1万円〜3万円

不動産取得税

不動産取得時に発生する税

固定資産税評価額の3%

登録免許税

所有権の移転・保存登記のための税

固定資産税評価額の0.1~2%

登記代行料

司法書士への依頼料

5万円

仲介手数料

不動産会社の仲介で建物を購入する場合の仲介料

物件価格×3%+6万円+消費税が上限

 

【住宅ローン利用時の費用】

費用項目

内容

金額の目安

印紙税

金銭消費貸借契約書の印紙代

2万円~6万円

登録免許税

抵当権設定登記のための税

借入額の0.1~0.4%

登記代行料

司法書士への依頼料

5万円

ローン手数料

金融機関に支払う手数料

5万円~

ローン保証料

保証会社に支払う保証料

借入額の0.5%~2%程度

物件調査料
(フラット35利用時)

物件が融資基準を満たしているか調査する依頼料

6万円~8万円程度

火災保険料

住宅ローン利用時に必須となる場合が多い

契約内容によって異なる

 

【土地購入時の諸費用】

費用項目

内容

金額の目安

仲介手数料

不動産会社の仲介で建物を購入する場合の仲介料

物件価格×3%+6万円+消費税が上限

登録免許税

所有権移転登記のための税

土地の固定資産税評価額×1.5%

登記代行料

司法書士への依頼料

5万円

固定資産税等清算金

買主が売主へ支払うその年の固定資産税や都市計画税

数万円程度

印紙税

売買契約書の印紙代

1万円前後

 

なお、諸費用の目安は以下の通りです。
・土地購入ありの注文住宅:物件価格の10%〜12%
・土地購入なしの注文住宅:物件価格の5~6%
・建売住宅:物件価格の7〜9%

 

新潟で注文住宅を建てる時に考慮したいポイント

ここからは、実際に新潟で注文住宅を建てる際に考えておきたい5つのポイントをご紹介します。
新潟県の地域特性にあわせた快適な住まいづくりのヒントになれば幸いです。

 

人気のエリアは坪単価が高い傾向

新潟県内は、新潟市とそれ以外の市町村とで坪単価が大きく変わります。
また、新潟市内でも8つの区があり、区によって坪単価の相場も異なります。
行政機関や商業施設が集まる中央区、近年開発が著しい東区、治安が良くファミリー層に人気の西区、大型ショッピングモールがある江南区などは坪単価が高い傾向にあります。
家を建てるにあたっては、自分のライフスタイルやどんな暮らしがしたいのかはもちろんですが、坪単価も気にしつつ居住エリアを選ぶことをおすすめします。

 

積雪量を加味したデザインにする

冬の新潟県内はどこも雪が降るため、マイホームの積雪対策は欠かせません。
特に長岡市や上越市など、中越・上越地方は雪深いエリアが多いため、屋根の形や玄関の高さなどは積雪量に対応できるデザインにする必要があります。
実際、新潟県内の豪雪地帯では、大雪が積もった場合に住宅が押しつぶされることのないよう屋根に傾斜をつける、太陽光や燃料を活用した融雪用の屋根を設置する、家の周りに雪が積もっても出入りできるよう2階に玄関を作る、などの工夫をしています。
新潟での住まいづくりは、雪国エリアの施工実績が豊富なハウスメーカーに依頼するのが安心です。

 

車庫やカーポートのスペースも必要

新潟県内の大半のエリアにおいて、メインの交通手段は自家用車です。
また、新潟の冬は降雪量が多いため、駐車場に屋根がないと雪下ろしが大変になります。
家を建てる際には車庫やカーポートを建てるスペースも考えましょう。

 

部屋干しスペースがあると梅雨や冬場は便利

新潟県は雨や雪の日が多く、梅雨の時期や冬の降雪時は外に洗濯物を干すことができません。
そのため、室内に部屋干しスペースを用意する住宅が多いです。
脱衣室の間取りを広めに設計して部屋干しスペースを確保する、窓際に洗濯物を干すためのサンルームを作るといった工夫も必要かもしれません。

 

子供が遊べる屋内スペースも検討

雨の日や雪の日が多いことで困るのが、子どもたちの遊び場所ではないでしょうか。
小さい子供がいるファミリー層の家づくりに取り入れたいのが、ハンモックやブランコ、ボルダリング、ロフトや吹き抜けなどの設備や仕掛けです。
天気が悪い日でも室内でのびのび遊ぶことができ、家庭内のコミュニケーションのきっかけづくりにも繋がります。

 

費用を抑えるなら建売住宅も視野に入れよう

戸建住宅を購入したいけれど、なるべく費用を抑えたい、という方には「建売住宅」という選択肢も有効です。
建売住宅とは、ハウスメーカーが土地を取得して、自社で設計・建設した住宅のことです。
建売住宅は、同じ規格の建物をいくつも建てるケースが多いため、材料をまとめて発注できる分仕入れ値が安くなり、リーズナブルな価格で住戸を提供できます。
また、建売住宅は多くの場合、人気のある住宅エリアで販売されていますので、土地探しから考える必要がありません。
お手頃価格で便利な立地を求めたい方や、できるだけ時間をかけずに家を購入したい方には特におすすめです。

 

まとめ

新潟県における新築住宅の相場や注文住宅にかかる費用、新潟で家を建てる際に考慮すべき点について解説しました。
自分にあった住宅を建てるためには、予算だけでなく、生活スタイルや将来の計画なども考慮して慎重に決めていくことが大切です。
新潟で新築住宅を建てる際にはぜひ本記事を参考に、理想の住まいを実現してください。

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